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キーラ・ナイトレイが美しくも悲しい映画「つぐない」 [映画&舞台]

最近、どうしても映画館へ行く時間がないので
夜遅くにDVDで映画を見ることが増えました。
希望的には月に2本は映画館の大きなスクリーンで作品に出会いたいんだけど...。

そんなわけで夜中に見たのが
「つぐない」です。すごくお金のかかったイギリス映画。
美しい映像と、緻密な感情のやりとりを丁寧に積み上げて
そして戦争場面の長撮りときたら、とんでもなく費用を注ぎ込んじゃって。
主演のキーラ・ナイトレイが女の目から見ても、
ものすごくきれいなのだなあ。あの人がこんなにもきれいだから
この物語が悲しくも深く成立するわけです。
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取り返しのつかない悲しさを描く作品はきっと多くあるけど、
そこに手の届かない恋愛の美しさを加えた映画です。

ひとりの晩に見る映画度★★★★
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のだめ映画始まってますね。 [映画&舞台]

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先日、上野樹里さんをインタビュー。もちろんのだめの話題でいっぱいでした。
後編がまだ撮影中とかで、頭の中の半分くらいは多分のだめになっていたのでは....
一昨日だか、ドラマの総集編も見ちゃったので、
映画館で、あの美しき音楽世界に埋没してみようかなぁと家族で話題になりました。
多分前編はドラマでやっていた、あのムキューな感じが強いと想像しています。
(後編はもうちょっと恋愛と芸術の葛藤が来るらしいが...)
ウィーンのすばらしい舞台で指揮をするなんて、きっと恐ろしくも素晴らしい
気分なのだろうなぁ。
どうやら原作漫画も最終巻出るとかで、のだめもいよいよフィニッシュか。
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「ブラック会社に勤めているんだが、もう俺は限界かもしれない」を見たよ。 [映画&舞台]

さて先日、小池徹平さんのインタビュー絡みで、
最新の主演映画「ブラック会社に勤めているんだが、もう俺は限界かもしれない」を見ました。

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マンガっぽい絵作りで、今ドキなテイストです。
小池さん、あんなにかわいらしいお顔なのに、ちゃんと汚れ役になってて
他にも適度な生活感がよい感じ。最近の日本映画のこういう美術はリアルだなぁ。

個人的には田辺誠一さんは結構好きですが、役柄的には品川さんの
めちゃめちゃ口汚くて、上司べったりなキャラはわかりやすい。
ずっと「バカヤローーーッ」て言ってるのwww
一部詰めが甘いなぁ(小池さんの母親とのエピソードとかもっと何かあればいいのに)と
いう部分もあるけど、なんやかんやで楽しめました。
11/21から全国ロードショーです。

http://black-genkai.asmik-ace.co.jp/


タグ:小池徹平
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東京バレエ団「ラ・バヤデール」を見る。 [映画&舞台]

久しぶりの東京バレエ団で、これまた久しぶりに「ラ・バヤデール」を見る。
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配役はニキヤ役に上野水香、ガムザッティ役に奈良春夏。
上野さんは、五年くらい前になるかなぁ、牧阿佐美バレヱ団を退団する直前、
白鳥の湖を見に行った。確かに恵まれた身体としっかりしたテクニックがあってすごいのだけど、
どうも振りをなぞっているようにも見えて、踊りが幼かったように思う。
そしてこの日、たまたま買ったチケットで配役がたまたま彼女。
どんな風になったかな、とお気楽に見てみた。
なにしろ天井桟敷だしね(チケット安かったの)。
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そうしたら、びっくりした。
全登場人物の中でもっとも感情が豊かで、余韻があって。
彼女も32歳なんだな。すごく成長していた。人って変わるんだ、やはり。
踊りというのは本当に微妙な芸術で、指のひとさし、一瞬の静止、
振りから振りへと移っていく腕や足の運び方、そこにまといつくニュアンスとか、
ダンサーの身体のまわりに漂う空気とか、そういったものが混ざり合って
全体の踊りというものになる。やはり彼女が積んできた経験の芳醇さが
ここまで彼女を連れてきたということなんだなぁと思う。

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↑カーテンコールの写真、公式ブログから借りて来ちゃった。
前列左から4番目が上野さん。

歌舞伎座さよなら公演 9月バージョン [映画&舞台]

なくなる前に一度行っておこうと思っていた歌舞伎座。
ふと思いついて、9月のシルバーウィークに出かけてみました。
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昼の部で、演目は「竜馬がゆく」___これは新劇みたいな感じで、イヤホンガイドがなくっても
十分わかる感じ。関心したのは、舞台装置のすごさね。竜馬が殺された京の町家みたいのが
舞台上でゆっくり回りながら、表玄関、二階の座敷と上手に繋がって、登場人物が
自由に行き来するから、立体感があって面白い。竜馬暗殺のシーンはやはり迫力がある。

次は「時今也桔梗旗揚」。本能寺馬盥の場。やはり歌舞伎はこういう時代ものがよいよなぁ。
若々しい女形がずらっと揃った腰元たちがきれいで良かった。
でも年増の女形の方々、やっぱり近くで見ると辛い。歌舞伎にホントの女が出ていたら
面白いんじゃないかと思うのだけど。
次がお楽しみの清元舞踊「お祭り」。もっと長く踊って欲しかった。結局、お話し云々より
踊っているのを見ていたいのかも。
最後は「河内山」。まさに人情ものの典型。河竹黙阿弥の名作とのこと。
イヤホンガイドのおじさま解説委員も、すっかり観客のひとりになって楽しんでいたような気がする。

それにしても16000円の超高級席で、うちの次女はぐうぐう寝ていた。
ものすごく高価な枕である。

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タグ:歌舞伎
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「幸せはシャンソニア劇場から」を見たら。 [映画&舞台]

人情話は永遠だなぁと、この映画を見て改めて思う。
銀座のシネスイッチで「幸せはシャンソニア劇場から」を見てみた。
パリのはずれの田舎町にある
古くて雰囲気のある小さな劇場を舞台に繰り広げられる
親子、夫婦、恋人、友達をめぐるあれこれの物語。
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↑レディスデーなので料金も安いよ。

監督のインタビューをテレビでたまたま見たんだけど、彼はこんなことを言っていた。
子どもより大人の方が抱えている問題が多くて
時に子どもがまっすぐ現実を生きて、大人を支えているということが起こる。
そういうものを描きたかったんだ、と。
確かに飲んだくれのダメな父親と、無心でパパのために働く愛らしい少年の姿は切ない。
他にも劇場の看板女優を巡る、俳優とパトロンのあれこれ。これも世界中でしょっちゅう起こってる。
わかってるのに見に行って、わかってるのに泣けてくるという映画なんだな。
というのも、やはり劇場という素敵な舞台(——文字通りの)があるからか。

ミュージカルシーンもアメリカのそれとはまた違って、なかなかかわいかったし。
ミュージカル映画認定ということでパンフも買っちゃいました。
ストーリーいけてる度★★★★
歌って踊って度★★★
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Bunkamuraでの『コーラスライン』 [映画&舞台]

久しぶりにBunkamuraへ出かけて、
ブロードフェイミュージカル『コーラスライン』を見ました。

マイケル・ダグラスが出ていた映画版も見たことがあるし、
2006年にブロードウェイでコーラスラインを再演する際に行われた
オーディションの記録ドキュメンタリー映画
「ブロードウェイ♪ブロードウェイ コーラスラインにかける夢」も見たし。
物語はすっかり知っているのだけど、今回、生の舞台は初めて。

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で、どうだったかというと、やっぱり舞台が一番だなぁ。
もっとも贅沢でしょう。生の人間が出てきて、その場で演じてくれて
二度と同じものはないんだから。
あの人の踊りはここがよくて、あっちはイマイチだとか
エラソーに批評しながら見るのも楽しいのよね。
チケットが高いのも仕方がないのだな____といつも財布を慰めております。

それにしても、このミュージカルの人気が衰えない理由が改めてわかった気がする。
ひとりひとりがいつも特別で、他に替わる人のない、かけがえない存在。
それをいろんなエピソードを積み上げて歌い、踊っていくのだから。
どうせ私なんか...と思いがちな自分をすごく上げてくれるのです。


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映画「サンシャイン・クリーニング」見たよ。 [映画&舞台]

夜に予定していた会合が流れたので、コレ幸いで久しぶりの映画へ。
なにをやってもダメダメな姉妹が始めた殺人・自殺現場専門クリーニング会社のお話し、
「サンシャイン・クリーニング」を見ました。
http://www.sunshine-cleaning.jp/index.html
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↑おー。写真ちっちゃくてスミマセン。

前評判が結構良くて、どんなものかなぁと思ったら、
思った以上にハート・ウォーミングな家族の物語だった。血や肉や、文字にするのも辛いような
汚いものを掃除するシチュエーションはさすがに特異だけど、
それ以外の物語は本当にシンプルな家族の話なんだよね。
偏屈な父親と、自立できない妹、もとチアリーダーの花形で今はお金に困っているシングルマザーの姉。
でも切ない気持ちはとても伝わってくる。なにがいいかというと、やはり
小物の使い方とか(自殺した母親の存在を思い起こさせる様々なものが出てくる)
こと細かに散りばめられたエピソード。
こういう丁寧な構成が成功の理由だと思う。
キャスティングもなかなかよいしねー。

6月のラインナップ。おすすめは。 [映画&舞台]

今月はどういうワケか、よく映画を見ている。

その1。「スラムドッグ&ミリオネア」 こんなに都合良く質問項目は出ないだろうとは思うけど、それは物語として割り切って見てみれば、思い切りフィクションなのに、細部が異常なほどリアルで、不思議なカラクリ箱みたいに感じる。インド映画といえば歌って踊ってのミュージカルで、この映画にもちょっぴりだけプラスしてあるから、「気持ちだけミュージカル映画」部門に入れてあげよう。

その2。「ラースとその彼女」 人づきあいの苦手な、いわゆる草食系のカナダ青年が、やっぱりフィギュアおたくの仕事仲間から情報を聞き、なにを思ったのか等身大女性のラブ・ドールを買ってしまう。こういう設定だけ聞くと、とんでも映画か、お下劣ラブものか、うまく転んでもラブコメディーなのか、と思ってしまうのだが、「おっぱいバレー」と同様、予想もしないのに泣かされる。余計なおしゃべりは一切ない映画で、しかしラースが抱えていた静かな痛みや、彼を暖かく見守る近隣の人々、職場の人、そしてなんとかしようと一生懸命になる兄嫁。確かに、思いがけずの大秀作だ。ぜひハンカチ持って見てみましょう。

その3。「マルタの優しい刺繍」
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 すっごく可愛らしい映画。多言語でヒットの生まれにくいスイス映画界で昨年度動員数ナンバー1だったそうな。一筋縄でいかないおばあちゃんが続々登場して、悪役息子たちと対決しながら、自分たちの人生の夢を叶えようとバトルする。長生きもいいもんだなぁ、こういうのなら。これから日本も高齢者生き方系映画が増えてくるのかもね。

その4。「ウルトラミラクルラブストーリー」
http://www.umls.jp/
 今、公開中の作品。今をトキメク松山ケンイチさんと、どんな映画でもどんどんでちゃう女優ナンバー1の麻生久美子さんが出演しているラブ・ストーリー。なんだが...。横浜聡子監督という方がものすごく個性的な作風で、この映画も独特な味つけがしてあって、ホントにユニーク。松山さんの演じる主人公は、一瞬もじっとしていないはちゃめちゃな、しかし疑うとか、中途半端とか、計算は一切ゼロの人柄で、とんでもないことを次々としでかしちゃうのだな。ラブのために。 きっと好き嫌いのある作風だと思うけど、私は結構気に入っている。驚愕のエンディングも、こりゃ、すごいね。よくこんな風に発想ができるものだわ。

で、今日の切手はスイス映画をイメージして、こんなの。
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きれいー。水晶です。
綺麗切手がもっと見たい方はこちらへ。
http://courvoisier.blog.so-net.ne.jp/
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