先日、仕事で料理研究家の李映林さんにお会いしました。
印象的なよいお話をたくさんしてくださったのですが、
なにしろ李さんは身近にある自然への
細やかな観察眼がすばらしいのです。

たとえば日々、台所で調理する青菜にしても、
根元部分に必ずいくつかくっついている小さな葉っぱを
「かわいい、かわいい」と愛でているのだとか。

私もしょっちゅう台所で青菜を洗って刻んでいるから
当たり前に目にしていました。
でも、そんなこと考えもしなかった...。
確かに言われてみたら、本当にかわいいのです。
これまでは、ああ、あるなぁくらいしか感じなかったものに
意識を向けるという感覚がたまらなく新鮮で素敵でした。

あれから私も青菜を洗うたびに
小さな葉っぱが気になるようになりました。
ちょっとだけ自分が変わって嬉しいなぁ。