毎月最低2本は映画を見る予定なのに、
4月はたった1本しか見られませんでした。
いったいなにやってたんだろうか、自分。

その1本が1960年制作の『アパートの鍵貸します』。
原題はThe Apartmentといいますが、
きっと今、公開されたら邦題は『アパートメント』とかになりそうな。
でも『アパートの鍵貸します』っていう作品名はかなり
よい出来だと思うな。


そして、もちろん作品もすごくよいできだった。
なにしろストーリーがころころとよくまわり、
本当に上手な展開なのよね。
不倫男に、若かりしシャーリー・マクレーンが惚れちゃって
(この男のどこがいいの?とイライラしちゃうほどの悪役で、
そのあたりも結構な仕上がり)
さえない痩せ男のジャック・レモンが報われない恋に悩む。
コメディっぽさもありつつで、さすがビリー・ワイルダー先生。
半世紀も前の映画なんだけど、基本的に古さのようなものは
全然なくて、やはり良いものはずっと良いのだというのがよくわかったなぁ。
ちなみに1960年のアカデミー賞作品賞受賞作です。