最近の映画鑑賞は仕事の関係が多いのですが、
今回の作品もそう。
自分で選んだのでないけど、すごく面白かった。
『まひるのほし』というドキュメンタリー映画で、
知的障がいを持つアーティストたちに密着。
そのすばらしい作品、ユニークな作品がどうやって生まれるのか
そして彼らの日常生活をコラージュした映画です。

彼らは生きることそのものが、アート以外になくて、
人に求められることとか、人の評価なんか全然意識になく、
あり方が即芸術なのですね。その姿はもう解脱でしょうか。
誰でもが入れる場所じゃないところに暮らしている芸術家たちです。
でも、そんな仏を子どもに持った親の苦しさもかいま見えてきます。

監督は『阿賀に生きる』で有名な佐藤真さん。
彼はすばらしいドキュメンタリー作家だったのに、
うつ病で飛び降り自殺。享年49歳。本当に残念なことでした。