仙台で1日取材をしたあと、
宿泊地に向かうべく、仙台東から常磐自動車道に乗り
仙台空港方面に向かった。
もう夕方近くになって、日が陰りだしている。

仙台空港といえば米軍が協力して
震災から1カ月ほどで再オープンという快挙を成し遂げた場所。
しかしあたり一面、驚くほどの被災地が続く。
名取を過ぎたあたりから、
高速道路の海側は延々とこの、荒涼たる風景。


写真の奥が海。
ここから押し寄せた津波は、高速道路でせき止められた。
意図しなかったけれど、この道路が自然の(?)防波堤になったというわけだ。
その結果、高速の東側は壊滅し、
高速の西側は大きな被害もなく救われた。
同じ市内であっても、まったく被災状況が異なり
一方は避難所暮らし。一方は以前とあまり変わらない暮らしが続けられている。
本当に天国と地獄......。
これでどうやって地域のコミュニティを再建していくのか。
想像もつかない。