このところ映画は試写会が多かったのですが、
久しぶりに映画館の大画面で見ました。
作品は「少年と自転車」。
私の大好きなダルデンヌ兄弟の監督作品です。
http://www.bitters.co.jp/jitensha/index.html
この監督の作品は「息子のまなざし」という大傑作に出会ってから
大好きでよく見ています。
今回はダルデンヌさんお得意の少年モノ。
とにかく少年を描かせたら、もうすごいのだな。
手の中で猛烈にばたばた暴れる魚みたいに、生き生きして。
とても演技とは思えない。
この子、いつも走っていて、パパが大好きで、でもパパには捨てられて。
パパのどんな酷い仕打ちにも「いいよ」って許してしまうのが苦しくてね。
限定された場所で、数人の登場人物で、単純な話だけに力強いのは
相変わらずのダルデンヌ節でした。
やっぱりこういうものが好きです。