先日、母が突然、身のまわりの整理を始め、
「こんなのがでてきたから...」と、
古い母子手帳をくれました。


私を妊娠中だった母の様子が、体重とか子宮底、血圧など
淡々と数値で書いてあって、このあたりは今の母子手帳とそっくり同じです。
私の生まれたのは、午前4時51分なんだなぁ。
分娩1カ月後の産婦の状態。「乳汁分泌 不良」。
ああ、お母さん、授乳の努力をおさぼり遊ばしたな。
本当に出ないタイプかもしれないけど、娘の私は頑張って母乳育児しましたよ。
ま、結果的には粉ミルクでもそれなりに私は育ったようですが。

母子手帳の記録で一番助かるのが予防接種欄ですね。
自分が受けたものについて、細々記載があるので、本当に役立つ。
たとえば中学三年で風疹予防接種を受けたとか。
私も娘たちがある程度の年齢になったら、手渡してあげなきゃ。

この母子手帳、表紙の裏側に「児童憲章」が細字でみっちりと書かれてます。
「児童は、人として尊ばれる。
児童は、社会の一員として重んぜられる。
児童は、よい環境のなかで育てられる。」
——最近の状況を見ると、児童憲章は相当、踏みにじられているように感じます......。