最近、本当に目からウロコの本を読みました。
コレです↓


リヒテルズ直子さんというオランダ在住の教育研究家が書いた本で、
オランダでの教育制度を日本と比較しながら書いています。
彼女自身もオランダでお子さんを育てていて、実体験も込みで分かりやすいです。
で、なにが目からウロコかといえば、
オランダでは大学入試試験がないんです。
いや、ホントに。
高校卒業資格(これは試験がある)を一度取れば、あとは一生いつでも
どこの大学でも「入ります」と希望すれば入れるのだそうです。
うらやましーーー!
人気大学は抽選で入学者を選抜するのだそうです。
決して試験じゃなくてね。しかも授業料は年間25万円くらいだとか。
このシステムはヨーロッパではまったく珍しくもないらしい....。
(もちろん入学してからは勉強が大変なのは言うまでもありませんが)
かりに高校三年で卒業資格に受からなくても、
あとからフォロースクールのようなところに通って取得もOKなので
敗者復活やら、のんびりペースという人でもストレスがない。
子ども達は内申書の点数稼ぎに先生の顔色うかがったり、
やりたくもない学級委員になったりする必要もない。
有名大学合格率の高い高校目指して夜遅くまで塾通いしなくていい
——良いなぁ、コレ。いいことずくめ。

日本でこれができれば、受験戦争は一気に解消。
●塾、○予備校に膨大な授業料を払わずに済み、
その分、子どもと一緒に海外旅行でもして、英語力が磨けるってもんだわ。
社会人になって、もう一度大学で学びたいと思ったら、
今よりずっと気楽に飛び込めそうだし、いいことずくめじゃない。
だいたい私もご多分に漏れず高校受験、大学受験で人生の長い時間を散漫と費やし
今思うと、ホントもったいなかったなぁ、若かりし頃の日々が。

——彼女の著書を読んでいると、日本との落差に気が遠くなって
もの悲しくなりますが....なんとか教育改革、日本もできないかなぁ。
うちの子ども達のためにも。