今日は珍しく絵本のご紹介を。
子ども向けというより、多分大人が読んで
胸にすとんと落ちるような物語——
フランスで20年以上、読み継がれている作品だそうです。

ストーリーはとってもシンプル。
パリで一人暮らしをするおばあさんの日常と
彼女の心の中の小さなつぶやきです。
アパートの部屋のいつものソファに座りながら
頭の中で過去と今をさまざまに行き来します。
移民としてパリに来たこと、戦争の記憶、辛い暮らし。
どうやって生きてきて、どうやって死んでいくのかを
ただシンプルな言葉で語るだけですが、なんだかいいんだなぁ。
最近、本はなるべくブックオフへ引っ越してもらってますが
この本はコレクション本棚に収まっています。


「パリのおばあさんの物語」