たまに海外ミステリーを読みたくなる時期があります。
先日も、たまたま日本橋三越前にある書店にはいって
ハヤカワ・ポケット・ミステリー・ブックを手に取っちゃいました。
『ラスト・チャイルド』by ジョン・ハートです。

本の側面が全部黄色に塗ってあってさ、なんかいいんです。
二段組みで字がみっちりで、実に読みにくいんだけどねえ。

内容はスリルとサスペンスと意外な展開のオンパレード。
13歳の少年ジョニーは双子の美しい妹を誘拐されてしまうんです。
妹の行方はようとして知れず、父親は疾走し、母は薬物中毒になって
家庭はめちゃくちゃ。本当に辛い日々なんだけど、ジョニーはなんとかして
家族を元にもどそうと奮闘するという切ないお話し。
そこにミステリー要素がつまっちゃっててね。やられますよ。
早川書房創立65周年&ハヤカワ文庫40周年記念作品、
アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀長篇賞&英国推理作家協会賞最優秀スリラー賞受賞
などという仰々しい肩書きがついてますが
内容は少年青春物語です。
ミステリ好きはまずは読むべし、でしょうね。