先週、ちょっと時間があったので、三鷹界隈をお散歩しました。
そして出かけたのが三鷹市下連雀にある「禅林寺」です。


ここは太宰治のお墓があることで有名ですが、
さらには森鴎外のお墓もあります。
文筆を生業にしている者は足を向けて眠れません(なんちゃって)。
実に堂々とした門構えのお寺で、この日はお葬式が二組も行われてました。



本堂脇の墓地へ続く道に、↑このような案内板が。
入ってみると案外こじんまりした墓地で
目指す文豪たちの眠る場所はすぐに発見できました。



↑森鴎外先生のお墓。写真には写っていませんが
周囲には森一族のお墓が取り囲み、かなりにぎやかです。
このお墓はもともと向島にあったものを
1927年に移したとのこと。
生前の太宰もお参りしていたそうです。



そして太宰治先生のお墓。
森鴎外先生には枯れかけたお花がちょろりとあるだけだったのに、
こちらはまだ活けて間もない百合やらバラやら
女好みのフワリとした花々がびっしりと。
お墓の手前には多分、桃の木が植えられています。
6月19日の桜桃忌は大変な賑わいだとか。
私的にはどちらかというと森作品の方が好きなので
鴎外忌の7月9日に出かけてみようかな。

ちなみに禅林寺を出てすぐ右側に
三鷹下連雀四丁目郵便局があります。
ここの風景印はもちろん
太宰、森鴎外、禅林寺。すばらしきスーベニアです。