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川崎病って本当に不思議な病気 [お仕事]

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雑誌の仕事で、東京広尾に日本赤十字中央病院へ行きました。
最近、罹患率が増え続けている「川崎病」の取材です。
これは日赤の小児科医だった川崎医師が発見した病気で、
この方の名前が病名になっちゃったわけです。
写真は日赤の建物1階の壁にあった、川崎先生の記念レリーフです。

この病気、発見から40年たっているのに、
いまだ原因も、患者数が増えている理由もわからない謎めいた存在です。
生後1カ月から大人までかかるし(とはいえ患者のメインは0〜4歳)、
一度かかった人でも再発するし、遺伝があるようなないような。

突然、発熱して全身の血管に炎症が出るという病気で、
問題は心臓の血管に瘤ができるという後遺症を残すこと。
心筋梗塞の危険があるのですね。
最近は免疫グロプリンを使った治療法が確立されていて
後遺症なく治せる確率がグッとあがりました。少し安心。

それにしても、今の進んだ医学でも原因がわからないなんて。
自然の世界はまだまだ恐ろしいのです。


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Ake

新型インフルエンザが流行ったとき、免疫力の強い若年層が逆に免疫細胞の過剰な暴走で死亡率が高かった事があったね(; ;)
川崎病もリンパ球が絡んでいるみたいだけど~。原因が分からないからこそ身体を傷つけるほど過剰な防御に入るのか。
身体の神秘だねぇ(T_T)
by Ake (2012-03-02 22:02) 

mamagirl

ほんとに。この道ウン十年のドクターが「わからない」と断言する姿が
また迫力あるよ。
by mamagirl (2012-03-02 23:15) 

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