『まひるのほし』で不思議な世界の住人に会う [映画&舞台]
最近の映画鑑賞は仕事の関係が多いのですが、
今回の作品もそう。
自分で選んだのでないけど、すごく面白かった。
『まひるのほし』というドキュメンタリー映画で、
知的障がいを持つアーティストたちに密着。
そのすばらしい作品、ユニークな作品がどうやって生まれるのか
そして彼らの日常生活をコラージュした映画です。
彼らは生きることそのものが、アート以外になくて、
人に求められることとか、人の評価なんか全然意識になく、
あり方が即芸術なのですね。その姿はもう解脱でしょうか。
誰でもが入れる場所じゃないところに暮らしている芸術家たちです。
でも、そんな仏を子どもに持った親の苦しさもかいま見えてきます。
監督は『阿賀に生きる』で有名な佐藤真さん。
彼はすばらしいドキュメンタリー作家だったのに、
うつ病で飛び降り自殺。享年49歳。本当に残念なことでした。
こんばんは。
近くに大きな「イオン」が出来つつあります。映画館併設です。楽しみ。
by 夏炉冬扇 (2012-01-21 22:34)
近所に映画館があるなんて、理想的ですね〜。うらやましい。
by mamagirl (2012-01-22 08:37)
宮城まり子さんのねむの木学園美術館に、何度か訪れたことがあります。
小さな芸術家が、一日中画布に向かって過ごして完成した作品は、米粒ほどの人や動物が一面にあふれているものから、真ん中に鮮やかな色彩の男の子(多分自画像)が描かれたものなど、個性にあふれた作品群でした。しかし入所者の家族はあえて周囲には入所を教えていない、秘密裏のことが多いようです。
突き出た天才ほど、その分欠けた箇所が深いものです。
偏差値社会に適応できない人ほど、真の天才や芸術家になれるのです。
by Ake (2012-01-23 17:55)
秘密裏というのが切ないね。
by mamagirl (2012-01-24 17:04)